アキレス腱は足首の後ろに存在する腱で、ふくらはぎの真ん中からかかとにかけてあり、人体の中で一番太い腱です。
アキレス腱断裂は、言葉の通りアキレス腱が切れた状態のことを言います。
アキレス腱は足首の後ろに存在する腱で、ふくらはぎの真ん中からかかとにかけてあり、人体の中で一番太い腱です。
アキレス腱断裂は、言葉の通りアキレス腱が切れた状態のことを言います。
主にスポーツ活動中に起こり、ダッシュ、ジャンプ、ターンなどの動作でふくらはぎの筋肉が収縮した時、着地時に筋肉が伸ばされたりした時に発生します。断裂の原因は、小さな傷が腱に入り、弱くなった為ではないかといわれています。
断裂の瞬間「後ろから蹴られた」「ふくらはぎをバットで叩かれた」「ボールが当たった」などの衝撃を感じ、痛みが生じます。受傷直後でも歩いたり、足首を動かすことは出来ますが、つま先立ち出来なければアキレス腱断裂の可能性が高くなります。
アキレス腱の部分に陥凹(かんおう)、へこみや窪みがあるかを触ってみることが一番確かな診断です。特殊な検査は必要ありません。ただし、症状が肉離れと似ている為、「ふくらはぎの肉離れ」と診断されて、アキレス腱断裂が見逃されることがあります。腫れと痛みが強い場合は陥凹に触れることができないので注意が必要です。
アキレス腱断裂には多種多様な治療方法が用いられています。切れた腱はどの治療方法でも治癒につながることが知られていますが、保存治療では再断裂の確率がやや高いと言われています。実はそればかりではなく、アキレス腱が伸びた状態でつながることが多いため、力がうまく伝わらないと言う方も多くいらっしゃいます。また、長期の固定により静脈血栓症を発症し、重篤な状態に陥る可能性もあることが指摘されつつあります。
より早期にに日常生活に復帰させるため、当院副院長の内山医師が固定期間を短縮した手術方法を考案しました。現在多数の施設で年間600件を超える「内山法」の手術方法が行われています。当院では新鮮アキレス断裂手術は203例に内山式縫合術を、再断裂や陳旧性断裂の再建術は42例に行ってきました(2023年8月15日現在)。
内山法アキレス腱縫合術は、日本スポーツ整形外科学会が発行する患者さん説明用のパンフレット「スポーツ損傷シリーズ 9.アキレス腱断裂」に、手術療法の一例として掲載されています。
出典:一般社団法人 日本スポーツ整形外科学会ホームページ(https://jsoa.or.jp/pamplet/sports-injury/)
入院 | … | 術前の準備をします。 |
※ 糖尿病など合併症のある方は術前に数日間入院して頂く場合もございます。
準備 | … |
注射・点滴などの事前準備を行います。その後、ストレッチャーで手術室へ移動します。 ※ 手術前は禁食です。 |
手術 | … | 手術を行います。 |
術後 | … |
病室へ戻りギプスで固定します。 ※ 手術終了1時間後に飲水が可能になります。飲食は手術時間などによって異なりますが、その日の夕食から可能になります。 |
※ 上記は一般的な予定であり、個人差があります。
手術までの流れをご一読して頂き、整形外科外来にて内山副院長、福田医師、山口医師の診察をお受けください。
〒140-0002 東京都品川区東品川3-17-5
診察受付時間/08:30~11:00、13:00~16:00
休診日/日曜・祝祭日・土曜午後
当院は以下の認定病院です。
整形外科専門医研修認定施設、脊椎脊髄外科専門医基幹研修施設。