椎間板内酵素注入療法は、椎間板内に酵素を含んだ薬剤(ヘルニコア)を注入することで椎間板の組成が変化しヘルニアが消失することで神経の圧迫を弱める方法です。髄核には保水成分が豊富にあるため、ヘルニコアを髄核に注射することで、有効成分のコンドリアーゼが髄核内の保水成分を分解し水分によるふくらみを和らげます。結果として神経への圧迫が改善し、痛みや痺れなどの症状が軽減すると考えられています。手術と異なり、傷口は注射痕のみで、入院期間も半日~1日(場合によっては1~2日)と短く済みます。
- 手術の種類
- 椎間板内酵素注入療法
- 入院日数
- 半日~1日、1~2日
- 傷の大きさ
- 針穴
- 麻酔
- 局所麻酔
- 保険適用
- 可
- 入院・手術費
- 「入院・手術費について」をご確認ください。
- 手術実績
- 90件※ 以上
- 岩井グループ全体のヘルニコア手術実績、2021年04月時点。
特徴
- 注射一本で治療が可能
- 傷口は注射痕のみ
- 入院期間は1日と短期間
- 細菌感染の可能性が少ない
- 傷の痛みがなく、日常生活や仕事への復帰が早い(入院日数:半日~1日、1~2日)
注意
- 投与によるアナフィラキシー(かゆみ、蕁麻疹などの皮膚症状、腹痛、吐き気などの消化器症状、視野が狭くなるなどの視覚症状)の可能性があります。アレルギー体質の方はヘルニコアの治療に注意が必要です。
- 過去に椎間板内酵素注入療法を受けたことのある方は、再度この治療法を受けることができません。
- ヘルニアの形や出ている位置によっては、椎間板内酵素注入療法の適応とならないことがあります。