ホームページをご覧の皆様、桜が満開の中、2024年度(令和6年)がスタートしました。
当院の手術は関節もありますが、ほぼ脊椎の低侵襲に特化し、昨年度の手術件数は1900件で、平均在院日数は6日でした。
外来は遠方含め初回受診で検査・手術決定が円滑に進むよう多部門との連携・調整をし、患者さんの満足に繋がる看護を工夫しています。
手術室は術前訪問含む情報をスタッフ・医師と共有し、1日8件前後の手術を安全で効率の良い手術展開に努めています。
病棟はまだ面会をしておりませんので、入院時に外来ロビーでお会いするご家族との関わりを大切にしています。患者さんの7割が高齢者で、後期高齢者の方も多くいらっしゃいます。患者さんが、ご自身の状態を理解し、退院後の生活に予測性や見通しが持て、安心して退院ができるよう看護を展開しています。
また感染防止の視点は今まで以上に留意し、全職種が安全な環境に努めていきます。
患者さんの満足度に関するアンケートでは看護部のみならず診療部含む全部署の職員に対し『親切で温かい対応を受けた。この病院を選んで良かった』と沢山の方からコメントを頂き、私達職員のモチベーションの1つに繋がっています。
看護師の6割が既婚者ですので、産休・育児休暇から順次各セクションに復帰しています。そして勤務制限のある人と支える人が共に働きやすい職場環境をこれからも重視していきます。
それには看護師一人ひとりが患者さんに必要な看護を考え・実践し、そして一緒に仕事する仲間と自分を大切に考え、サポートしあえる『お互い様』の気持ち・考えが持てる事だと思います。
2024年度も沢山の楽しいこと、難関もあるかと思いますが、当院の看護師はクリニカルラダーⅢ以上の人が沢山いますので心強いです。
そして「社会人基礎力3つの能力と12の能力要素」についても養い、個々・仲間・チームの力を大切に、更なるチャレンジの1年にしたいと思います。
岩井整形外科病院
副院長・看護部長 高嶋 則子