*2017年03月23日更新
2017年2月よりXLIFを再開しました。
2016年7月より、薬事上の問題でXLIFの機器回収が行われ、当財団においてもXLIFの実施ができない状況にありました。その後、2016年12月28日付けで厚生労働省により当該製品が承認され、承認条件の内容を満たす医療機関においてXLIFが再開できることになりました。2017年2月から3月にかけて、稲波脊椎・関節病院と岩井整形外科病院が日本脊椎脊髄病学会が定める施設基準をクリアし、XLIF手技が再開できる運びとなりました。
XLIFを希望される方は、稲波医師、高野医師、湯澤医師のいずれかの診察にお入りください。
2016年07月22日更新
2016年7月よりXLIFの実施ができなくなりました。
XLIFを実施する際に使用する神経モニタリング機器「NV M5 神経モニターシステム」構成品が、製造販売元であるニューベイシブジャパン株式会社によって自主回収されるとの通知がありました。これは、神経モニターシステムの構成品が認証基準に適合するものではないとの厚生労働省からの通達によるもので、改めて当該製品の認可を取得するまで供給がされなくなりました。
XLIFを希望されていた方におかれましては、ご迷惑とご不便をおかけすることとなり、深くお詫び申し上げます。
なお、本件は認証処理上の手続きによるものであり、製品そのものの不具合に起因するものではございません。よって、これまでXLIFを受けられた患者さんにつきまして、本製品の使用が健康被害をもたらすものではないと考えられます。
2016年05月18日
脊椎側方進入椎体間固定術、すなわちXLIFは10年以上前から米国で行われている歴史のある手技です。日本に導入されたのは、平成25年(2013年)です。当院はいち早くこの手技を取り入れ、国内では江南厚生病院、慶応義塾大学に次いで三例目にXLIFを行いました。2013年以降、当院では167症例、全国では5000例を超えています。
今までは治療が困難だった多くの脊椎疾患の重症例に対して、近年XLIFは恩恵を与えています。XLIFは誰でも術者になれるわけではありません。脊椎外科指導医の中でXLIFのNuVasive社が主催する海外および国内のカダバーセミナーを受講して初めてライセンスが得られます。
当院の特長は、いち早くXLIF手技に内視鏡下手技を導入したことです。スタッフも内視鏡画像を共有することができるため、手技の向上や教育に有用であるだけでなく、術中の安全性も担保しています。
稲波脊椎・関節病院 院長 稲波 弘彦
岩井整形外科病院 院長 髙野 裕一