FESS(フェス)は"Full-Endoscopic Spine Surgery"の略で、日本語にすると「完全内視鏡下脊椎手術」となります。直径7mmの微小内視鏡を使用して行う最小侵襲手術の総称で、皮膚切開が小さく、身体にやさしい手術方法です。
FELは"Full-Endoscopic Laminectomy"の略で、FESSの中でも主に腰部脊柱管狭窄症に対して行われる手術となります。
FESS(フェス)は"Full-Endoscopic Spine Surgery"の略で、日本語にすると「完全内視鏡下脊椎手術」となります。直径7mmの微小内視鏡を使用して行う最小侵襲手術の総称で、皮膚切開が小さく、身体にやさしい手術方法です。
FELは"Full-Endoscopic Laminectomy"の略で、FESSの中でも主に腰部脊柱管狭窄症に対して行われる手術となります。
当院ではこれまで腰部脊柱管狭窄症の治療はMEL(Microendoscopic Laminectomy)という手術方法で行ってきました。しかしFESSの技術及び機器の進歩に伴い、2019年から腰部脊柱管狭窄症の治療もFESSで行っており、これをFELと呼んでいます。FELはMELに比べて、以下のような点が違います。
術後MRIでは脊柱管が拡大し、馬尾がよく見えるようになりました。
術後MRIでは脊柱管が拡大したのと、椎間関節が温存されていることがわかります。
術後CTでは椎間孔が拡大されていることがわかります。右下肢痛も改善しました。
FEL(全内視鏡下腰椎椎弓切除術)手術解説
入院 | … |
術前の準備をします。 ※ 飲食は夕食まで摂取可能です。 ※ 飲水は夜9時迄可能です。 |
準備 | … | 注射・点滴などの事前準備を行います。その後、ストレッチャーで手術室へ移動します。 |
手術 | … | 手術を行います。 |
術後 | … |
病室へ戻ります。 ※ 飲食・飲水はお腹が動くまで不可。立ち上がったり、歩行は可能です。 |
※ 上記は一般的な予定であり、個人差があります。
入院期間は何日ですか?
10mmの内視鏡外筒を用いるFELは4~5日(術後2~3日)、7mmは3~4日(術後1~2日)です。入院日数は、手術前日の入院から退院までの日数になります。あくまで目安になりますので、患者さんの状態によっては長くなる場合もあります。
保険適用ですか?
はい、保険適用です。
入院・手術費はどれくらいですか?
「入院・手術費について」をご確認ください。
手術後、歩けるようになるまで何日かかりますか。
標準的な予定では手術翌日から歩けるようになります。
退院後、すぐに仕事に復帰できますか。
社会復帰の目安は「入院スケジュール」の通りですが、退院翌日からお仕事に復帰される方もいらっしゃいます。ただし、手術後すぐに腰に負担をかけるとヘルニアが再発する恐れがあり、なるべく安静にして頂くのが望ましいです。
FELに関する論文を当グループから発表しております。
当グループではホームページでの「患者さんの声」掲載を中止致しましたが、ご希望の方にはメールまたは郵送にて送付するサービスを行っております。詳細は「患者さんの声」ページをご覧ください。
FEL(FESS)の欠点として術者がこの手術手技を習得するまでにかなり時間がかかることです。当グループでは古閑医師と竹林医師が、この技術を習得しております。FEL(FESS)での治療の可能性を知りたい場合は、古閑医師または竹林医師の外来診察にお越しください。 ※古閑医師は 岩井FESSクリニックでのみ診察を行っております。
〒133-0056 東京都江戸川区南小岩 8-17-2
診察受付時間/08:30~11:00、13:30~16:00
休診日/日曜・祝祭日・土曜午後
当院は以下の認定病院です。
外国人医師臨床修練指定病院、整形外科専門医研修認定施設、脊椎脊髄外科専門医基幹研修施設。