UBE/BESSはUnilateral Biportal Endoscopy / Biportal Endoscopic Spine Surgeryの略称です。現在、アジアを中心に全世界の脊椎手術の主流になりつつある術式です。
MEDなどの従来の内視鏡下手術と大きく異なる点は、2孔式(バイポータル)という点です。カメラを挿入する孔と、手術機器を挿入する孔を別々に設置します。2孔式にすることで、手術の操作性が増すだけでなく、還流液が一方向にスムーズに流れ、良好な視野を得られます。
UBE/BESSでは、狭窄症の除圧、ヘルニア摘出のほか、椎体間固定を行うこともできます。
- 手術の種類
- 内視鏡下手術
- 入院日数
- 4~6日(術後2~4日)
- 傷の大きさ
- 約5~8mmの傷が2つ
- 麻酔
- 全身麻酔
- 保険適用
- 可
- 入院・手術費
- 「入院・手術費について」をご確認ください。
- 手術実績
- 400件※ 以上
- 岩井グループ全体のUBE手術実績、2024年09月時点。
手術機器の操作性の高さ
MEDなどの従来の内視鏡下手術では直径16mmの外筒を挿入し、その中に内視鏡を設置し、外筒から手術機器を挿入して手術を行います。一方UBEは外筒を挿入せず、直接手術機器を創内に挿入するので機器を動かしやすく、操作の自由度が高いことが特徴です。この自由度の高さが、これまで不可能だった操作を可能にしています。
術中の視野が良好
※ クリックすると拡大されます。
UBEはFESS(Full-Endoscopic Spine Surgery)の1種で、術野に生理食塩水を還流させながら行う手術です。出血で術野が見えなくなることが少なく、非常にクリアな視野を確保しながら手術を行うことができます。
侵襲性が低い
約5mmと8mm程度、背部の2ヶ所に傷ができます。微小内視鏡を用いるため、背中の筋肉や組織への損傷をできるだけ回避しながら手術を行うことができます。そのため、術後の痛みが軽く、日常生活や仕事への早期復帰が実現できます。入院日数は4~6日、術後2~4日で退院可能です。
以下は標準的なスケジュールです。実際のスケジュールは手術が確定しましたら、スタッフよりご説明します。
当グループではホームページでの「患者さんの声」掲載を中止致しましたが、ご希望の方にはメールまたは郵送にて送付するサービスを行っております。詳細は「患者さんの声」をご覧ください。
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