FEDはFull-Endscopic Discectomyの略で、日本語では「完全内視鏡下脊椎手術」と言い、内視鏡下で椎間板ヘルニアを摘出する手術です。これまで「PED(Percutaneous Endoscopic Discectomy)」と呼ばれていた手術です。
- 手術の種類
- 内視鏡下手術
- 入院日数
- 3~4日(術後1~2日)
- 傷の大きさ
- 8~10mm
- 麻酔
- 全身麻酔
- 保険適用
- 可
- 入院・手術費
- 「入院・手術費について」をご確認ください。
- 手術実績
- 1,700件※ 以上
- 岩井グループ全体のFED手術実績、2021年04月時点。
特徴
- 傷跡が小さい(8~10mm)
- 背中の筋肉の損傷が少ない
- 術後の痛みが軽い
- 細菌感染の可能性が少ない
- 回復が早く、日常生活や仕事への復帰が早い(入院日数:3~4日、術後1~2日)
- 当院のFEDは、健康保険が適用されます
注意
- すべてのタイプのヘルニアにFEDが適応できるわけではありません。
3種類のアプローチ方法
FEDによる椎間板ヘルニアの手術には、内視鏡を挿入する方向から、3種類の異なるアプローチ方法があります。インターラミナ法(経椎弓間アプローチ)、トランスフォラミナル法(経椎間孔アプローチ)、ポステロラテラル法(後外側アプローチ)です。インターラミナ法はMED法と同じように、背中側から垂直に進入します。トランスフォラミナル法は腰の側方から進入します。ポステロラテラル法は、インターラミナ法とトランスフォラミナル法の中間の位置から進入します。ヘルニアの発生部位や骨の形状に応じて、最も適した進入方法を選択します。