タバコが体によくないことは誰もが知っていることですが「なかなかやめられない」というのが現状です。タバコは癌(特に肺癌)の原因であるばかりでなく、心筋梗塞、脳梗塞、慢性動脈閉塞症などの原因にもなります。喫煙者はタバコの害で寿命を縮めているといわれています。
喫煙は単なる習慣(心理的依存)だけではなく「ニコチン依存症(薬物依存症:身体的依存)」=「病気」だということをご存知でしょうか。タバコを吸うとニコチンは数秒で脳に達し、脳内から種々の神経伝達物質が出され、これによって喫煙者には快感がもたらされます。そのためニコチンを繰り返し摂取するうちに強い依存が生じ、やめると離脱症状が出現するため、どうしてもやめられず、再び喫煙してしまうのです。 禁煙は習慣とニコチン依存症の両方を克服しなければ不可能です。