柔軟性に富んだシャフトの先端に高性能CCDカメラを搭載し、その画像をモニターに映しだして診断や治療をリアルタイムにすすめていく検査機器です。観察方向はシャフトのひねりと手元にあるハンドル操作で自由に変えることが可能です。また鉗子口という穴が開いているので生検や処置具を使用した治療行為も行うことも可能です。あらゆる分野に応用されていますが、当院で実施しているのは上部および下部消化管内視鏡検査です。
直径は種類によって異なりますが岩井整形外科病院では上部用は9.2mm、下部用は13mmのものを使用しています。視認可能な大きさも種類によって異なりますが、当院にて使用しているものでは条件が良ければ5mmの胃癌や2mmの大腸ポリープを発見することが可能です。
上部消化管内視鏡検査とは
上部消化管内視鏡検査は柔軟な内視鏡を口から挿入し、食道・胃・十二指腸の異常の有無を調べる検査です。癌やポリープなどの腫瘍、炎症の有無などを調べ、必要な場合には生検(組織の一部を採取すること)を行います。
下部消化管内視鏡検査とは
下部消化管内視鏡検査は柔軟な内視鏡を肛門から大腸へ挿入し、大腸の異常の有無を調べる検査です。大腸の癌やポリープ、炎症の有無などを調べ、必要な場合には生検(組織の一部を採取すること)やポリープ切除等の治療を行います。